ばう小屋~今日も小屋でちまちま生きる~

2019年5月より英会話を猛勉強中!復習を兼ねて英語に関する記事を書いています。読書も好きなので、たまに読書記録も書いています。

【読書】人間とアンドロイドの違いって何?

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こんにちは、ばうぞーです。

今回は、先日読みました「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」をご紹介したいと思います。

タイトルにもありますが、「人間とアンドロイドの違いって何だろう?」「私はちゃんと『人間』なのか?」と考えさせる本でした。

 

 

あらすじ

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こちらが表紙です。

黒い表紙に黄色の文字。

格好いいですね~!!!

 

この本のあらすじとしては、

舞台は第三次大戦後の地球。

放射能の灰によってすっかり汚染された地球では火星への移住が常識となり、地球に留まる人間は少数派。

地球にいる人間も少ないが、動物はもっと少ない。

生きている動物なんて希少中の希少。

売られている動物は破格のため、生きている動物を飼っていることは地位を示すことに直結している。

生きている動物を変えない人々は、ばれないために電気で動く動物を飼っている。

主人公リックも生きている動物を変えない一人。

なんとかして生きている動物が欲しい・・・

そう思っているリックに、火星から逃亡してきたアンドロイドを捕まえる依頼が入る。

一人捕まえる度に懸賞金が入る。

これがあれば、生きている動物が手に入ると思ったリックはアンドロイドを追い始める。

といった感じです。

 

SFが苦手でも大丈夫!

ブレードランナー」という映画名で映画化もされている有名小説。

いつか読もう、いつか読もうと思っていてやっと読むことが出来ました!

長い間読まれている本だけあって、やっぱりものすごく面白かったです!

 

SFが苦手な私でも比較的スムーズに物語の中に入ることが出来ました。

きっと、こういう未来が現実に近づいていることが原因なのかもしれません。

展開が読めず、ハラハラしながらあっという間に読み終わりました!

 

人間とアンドロイドの見分け方

主人公リックの目的は、逃亡中のアンドロイドを探し出して殺すこと。

しかしアンドロイドを見つけても、すぐに殺してはいけません。

人間ではなく、本当にアンドロイドであることを証明する必要があります。

この本の舞台である地球では、アンドロイドは人間そっくりで普通に話しているだけでは見分けがつかないほどです。

見た目では違いが判らないアンドロイドをアンドロイドだと証明するため、リックはある装置で検査をします。

その装置は、「感情移入」の度合いを測るもの。

つまり「人間」と「アンドロイド」の違いは「感情移入できるかどうか」ということなんです。

 

新しい技術がどんどん社会に入ってくる現代。

以前よりも、感情移入する機会が減ってきたような気がします。

AIの技術もどんどん進化しており、この本の舞台のように人間そっくりのアンドロイドが出来る日も遠くないのかもしれません。

そうなったときに、この装置で検査にかけられて「人間」だと識別されるほどの感情移入はまだできているんだろうか、と少し不安に感じます。

もしかすると、自分以外はどうでもいい、誰かが傷ついていても何も感じない、という風になってしまうのではいかと思うと怖くなってしまいました。

それって、どんどん人間から遠ざかっていることになりませんか?

 

私は、少々おせっかいでも人と関わって、感情移入できる人でありたいと思います。

そのためには読書は必要不可欠なものだと感じました。

本を読むと、自分以外の誰かの立場をイメージすることになります。

その中で、登場人物に対していろいろな感情を持つことが感情移入につながると思います。

やっぱり本はいいですね!

 

おわりに

そう遠くない未来にアンドロイドが出てくることになるでしょう。

今でも、自動運転など映画や本でしか見れなかった未来の世界が現実になろうとしています。

この本を読んで、こういった未来になったときこそ「人間らしさ」がとても大事なものになってくるのではないでしょうか?

もう古いのかもしれませんが、やっぱり人の温かみ、思いやりは大事だと思っています。

そんなの今どきいらないよと言われるかもしれませんが、自分が大事だと思うものは大事にしていきたいと思います。

色々なことを考えさせられたとてもいい本でした。

読むことが出来てよかったです!

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!