#3【こころ/夏目漱石】愚痴られている気分です。
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こんにちは、ばうぞーです。
今日で9月が終わり、明日から10月。
いよいよ秋ですね!
秋はやっぱり読書の秋!
面白い本に出会えるといいですね。
では、「こころ」書き写し第三回。いってみましょう!
か、覚悟・・・?
今日はこちらを書き写しました。
学校の授業が始まるにはまだ大分日数があるので、鎌倉に居っても可し、帰っても可いという境遇にいた私は、当分元の宿に留まる覚悟をした。友達は中国のある資産家の息子で金に不自由のない男であったけれども、学校が学校なのと年が年なので、生活の程度は私とそう変りもしなかった。従って一人坊っちになった私は別に恰好な宿を探す面倒も有たなかったのである。
「留まる覚悟」って・・・
そんな大げさな~。
いやいや、本人にとっては大ごとなのかも。
せっかく工面したお金だから使い切っちゃおうってこと?
それとも、帰った方がいいと思うけれど、これですぐ帰ったらちょっと負けた気がして悔しいってこと?
うーん。
でも「覚悟」という言葉を使うくらいですから、本人にとっては鎌倉にいることにしたことは大きな決断であったことは間違いないですね。
ちょっと愚痴られている気分
前回書き写した文章でも思ったのですが。
開始早々にも拘わらず、愚痴られている感じがしませんか?
「ちょっと聞いてよ~。
夏休みに友達に鎌倉に来ないって誘われて、頑張ってお金集めて行ったのに、当の本人が親が病気だからってすぐ帰っちゃったんだよ~
ひどいよね?」
こんな感じで、カフェでコーヒーを飲みながら愚痴られている気分です。
愚痴られていると感じるのは私だけでしょうか?
友達がお金持ちだって言っているあたりからもそんなにおいがするんです。
お金持ちであることを言わなくても十分説明はできるはずなのに、わざわざ言っているところが怪しい!
そんな中で、「先生」と出会う「私」。
話の展開的には、運命の出会い!になる導入部ですね。
おわりに
「先生」との出会いを、運命だと説明するための導入部なのでしょうか?
夏休みに遊びに行った鎌倉で出会った、よりも波がある分引き込まれてしまいますね。
これは、続きが気になってきました!
明日はどういう文章と出会えるか、今から楽しみです!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!