#4【こころ/夏目漱石】「ハイカラ」ってもう使わないのかな?
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こんにちは、ばうぞーです。
夏目漱石の「こころ」書き写し第四回。
一段落ずつ進んでいる為、まだまだ先生には出会っていません。
そんな今回は書き写した文章内で気になった言葉を2つご紹介します!
では、どうぞ!
初めて漢字で「へんぴ」を書きました
今回はこちら。
宿は鎌倉でも辺鄙な方角にあった。玉突だのアイスクリームだのというハイカラなものには長い畷を一つ越さなければ手が届かなかった。車で行っても二十銭は取られた。けれども個人の別荘は其所此所にいくつでも建てられていた。それに海へは極近いので海水浴を遣るには至極便利な地位を占めていた。
「へんぴ」って、「辺鄙」って書くんですね。
見た時は難しそうに思ったのですが、実際に書いてみるとそうでもありませんでした。
「口」がいっぱいあってごちゃごちゃしているだけでした。
それにしても、「辺鄙」ってどういう意味なんでしょう?
なんとなくはわかっているつもりですが、説明してと言われると・・・
・ちょっと田舎
・ポジティブな意味では使われない
この辺りを自信なさげに言うのがやっとです・・・
意味を調べたところ、どうやら都会か田舎かというより
「行くのに不便」
という意味が強いようです。
確かに「辺境」とか言いますもんね。なるほど。
「ハイカラ」ってまだ通じる?
今、十代・二十代の方に「ハイカラ」と言って通じるんでしょうか?
え?何言ってるのこの人?
となってしまう様子が目に浮かびます。
いや、待て。
通じるかどうかの前に、そもそも言わない!
今日の服はハイカラだね~
・・・うーん、言わないですね。
こうやって、言葉が生まれ消えていくんでしょうか・・・?
ちょっと寂しい。
新しい言葉を知るために、いつの間にか消えてしまった言葉を思い出すために、本をたくさん読んでいきたいですね!
おわりに
知らない間に新しい言葉が生まれ、知らない間に言葉が消えていく。
新しい言葉を知るために新しい本を、今は使われなくなってしまった言葉を知るために昔の本を読むことが大切なのかもしれないですね。
昔の本にある言葉は、難しいと感じるものもありますが格好良いなと感じます。
「こころ」にもきっと素敵な言葉がたくさん出てくるんでしょうね!
楽しみです!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!