ばう小屋~今日も小屋でちまちま生きる~

2019年5月より英会話を猛勉強中!復習を兼ねて英語に関する記事を書いています。読書も好きなので、たまに読書記録も書いています。

【読書】ナツイチ2019から好きな本を振り返る(恩田陸編)

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こんにちは、ばうぞーです。

 

今回は、前回に引き続きナツイチ2019で紹介された本から好きな本を振り返っていきたいと思います。
第3回は恩田陸さんです!

第1回、第2回はこちらからご覧いただけます。 

 

www.bauzo-chima-chima.work

 

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本好きにはたまらない!!!「三月は深き紅の淵を」

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 まずは、私が好きな恩田さんの本をご紹介します。

一冊目は「三月は深き紅の淵を」です。

この本は本好きにはたまらない一冊となっております!

「三月は深き紅の淵を」という本をめぐる4つの話が収められている小説となっていまして、それぞれ独立したお話となっています。

ある話の中では、「三月…」は10年以上見つからない。

またある話の中では、「三月…」は存在するかどうかもわからない。

さらにある話の中では、「三月…」は今から書かれようとしている。

という風に、どの話にも「三月…」という本の存在が登場するのですが、その在り方は異なっています。

さらに、ある話の内容が恩田さんの別の本につながっており、読み終わった後も楽しめる一冊となっているので、本が登場するお話が好きな方、ある本とある本がつながっているお話が好きな方にはおすすめです!!!

 

女性同士の探り合いがたまらない「木曜組曲

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二冊目は「木曜組曲」です。以下、あらすじです。

今年も友人だった女性の死を偲んで、ある別荘に女性たちが集まります。

和やかな雰囲気が、差出人不明のあるメッセージが見つかったことで一変します。

女性たちが長い間抱えていた疑惑があらわになっていきます。

彼女は自殺だったのか、それとも他殺だったのか?

自殺なら理由は?

もしかしたら、この中の誰かが…?

女性同士の探り合いって、男性同士のそれよりも妖しさを感じるのですが、私だけでしょか?しかもこの本の会話はドロドロしているわけでもなく、さくさく読むことが出来ます。

雰囲気はシリアスなのですが、登場人物同士の会話がとても妖しく優雅ささえ感じ、うっとりしながら読み進めました。

それほど長いお話ではないので、まだ読んだことのない方はぜひ読んでみてください!

 

数年に一度読み返したい「夜のピクニック

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最後は、「夜のピクニック」です。以下、あらすじです。

高校最大のイベント「歩行祭」。

その中で貴子はある賭けを心に秘めて参加します。

一晩歩く「歩行祭」だからこそ、普段はできないことでも勇気が出せる。

果たして貴子の賭けとは?

 高校生が主人公の小説ですが、きらきらというわけではなく、さわやかな印象を持ちました。

ちなみに、恋愛小説ではないので恋愛小説が苦手な方にもおすすめです。

 

この小説の好きなところは、登場人物である高校生が持つ若さや悩みを通じて、今の自分と高校生の時の自分とに思いをはせることができるところです。

日々の中では気づかない変化でも、人は少しずつ確実に変化していっています。

この小説を読むことで、普段は気づかない自分の変化に目を向けることが出来るのです。

今の自分がいい状態でもそうでなくとも、立ち止まって今までの自分の歩みを振り返ることは、何かしらこれからの自分に影響を与えるはずです、

私もそろそろ再読する時期なので、また彼らに会って自分を振り返りたいと思います。

 

読み方を間違えていました…「光の帝国」

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今年のナツイチ2019で紹介されているのは「光の帝国 常野物語」です。

以下、あらすじです。

穏やかで知的で、権力への志向を持たずに生きる常野の一族。人を見通し、癒し、守る、その不思議な能力は何のために存在するのか。優しさと哀しみに満ちた壮大なファンタジー

出典:amazon.co.jpより

この本は読んだことがないのですが、面白いのかな?でもファンタジーか…と読むのをためらっています。

ただ、ここで私は今まで読み方を間違えている部分があることに気づきました。

「常野」を今まで「じょうや」と読んでいたのですが、正しくは「とこの」と読むのだそうです。

くぅ。なんてことだ…日本語は難しいです…

それにしても、「一族」というには神ではない?

姿形は人と変わらない?それとも見た目で何か人と違う部分がある?

一族は何人くらいいる?

うーん、疑問は募るばかりです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

読んだことのある本について振り返ることも楽しいですが、まだ読んだことのない本について、どういう話なのかを考えることもとても楽しいです!

読みたい本があることもまた楽しみの一つですね。

読書の楽しさを一人でも多くの方に伝えられればうれしいです。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。